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合宿免許の楽しみ方

「プットオプション」は、ある商品を一定の価格で売る権利である。 売る予約に選択権が付いたものである。
売る権利ときくと、ピンとこないかもしれないが、これは、売り手側の立場から見たものである。 保有する商品の値下がりに対する保険の役目をし、輸出業者は、プットオプションを買うことにより、ある一定の価格よりドル(外貨)を高く売れる保証が得られる。

オプションの権利をプレミアムを支払って取得する人のことを「買い手」とか、「バイヤー(ホルダー)」と呼んでいる。 逆にプレミアムをもらってこの権利を与える人のことを「売り手」とか「ライター」と呼んでいる。
オプションの買い手は、プレミアムを支払う代わりに、その商品を約束した値段で買うまたは、売ることを自分の都合のよい時にだけ行える。 オプションの買い手には、その商品を取引しなければならないといった義務はない。
それに対し、オプションの売り手は、プレミアムを受け取る代わりに買い手が要求した時にだけ取引に応じる義務を負っている。 先ほどの例で言うと、ダイヤを買いたいと思っている顧客がコールオプションの買い手、宝石店がコールオプションの売り手となる。
宝石店は、プットオプションの売り手ではない。 これは、とても勘違いしやすいことなので注意が必要である。
まず、オプション取引のコールとプットを買い手と売り手の立場から整理してみよう。 コールの買い手は、買う権利の保有者、コールの売り手は、買う権利を与えている者で、売る義務を負う者である。
プットの買い手は、売る権利の保有者、プットの売り手は、売る権利を与えているもので、買う義務を負う者である。 買う権利の売り(コールの売り)と売る権利の買い(プットの買い)は、別々の取引なので混同しないようにしよう。

オプション取引を考える時、コール、プットの区別と同時に買い手と売り手の区別を行うことが大切なポイントである。 オプション取引では、特有の取引用語が使われている。
オプションの取引条件の中で、商品の約定価格のことを「行使価格」と呼んでいる。 ある商品をいくらで取引できる権利なのかを表わす言葉である。
行使価格は、他に、ストライクプライスとかエキササイズプライス等の呼び方がある。 宝石屈の例でいえば、ダイヤモンドを10O万円で買う権利の場合-10O万円が行使価格である。
この行使価格と間違いやすいのがオプション価格である。 オプション価格とは、オプション自体の価値の値段のことで、プレミアムのことを指している。
例えば、ダイヤモンドを10O万円で買う権利の値段が10万円であるという意味は、行使価格10O万円のコールオプションのプレミアムが10万円であるということである。 また、オプションを実行するという意味で「行使する」という言葉を使っている。
ところで、行使ができるといっても永久に可能なわけではない。 オプションの権利には、有効期間がある。
この期間のことを権利の「行使期間」と呼んでいる。 また、行使期間の最終日のことを、行使期限日(エクスパイレーションデイト)とか満期日と呼んでいる。
オプションの権利行使の方法には2通りのタイプがある。 行使期間の満期日にのみ行使可能なオプションと、満期日までの行使期間中いつでも行使可能なオプションの2種類である。
行使期間の最終日にだけ、その取引を実行するかどうかを決められるオプションをヨーロピアンオプションと呼び、これに対し、行使期間中、いつでもオプションの実行ができるものはアメリカンオプションと呼んでいる。 ヨーロピアン型とアメリカン型のどちらが便利かは、オプションを利用する目的による。

ある目的地に行くのに、パスで行くのかタクシーで行くのかを選ぶようなものである。 ヨーロピアンオプションは、決められた停留所でしか降りられないパスのようなものである。
アメリカンオプションは、降りる場所をどこでも指定できるタクシーに似ている。 降りる場所がはっきりしない場合、つまり、行使する期日が確定できないような場合には、アメリカン型のほうがヨーロピアン型より便利になる。
このため、アメリカンオプションヨーロピアンオプションよりプレミアムが若干高いのが普通である。 オプションの損益は、オプションを行使したのち、現物市場(先物市場)で反対取引をしてはじめて確定する。
オプションは、ある商品を特定の価格で取引する権利であり、それ自体に損得はないのである。 行使価格10万円の金貨のコールオプション(買う権利)を持っていて満期日を迎えたとする。
市場では、金貨の価格が15万円になっている。 この時、このオプションで利益を得ようと思えば、オプションを行使して金貨を10万円で買い、隣のコインショップ(市場)で15万円で売って初めて5万円の利益が生み出される。
もし、何かの都合で隣のコインショップでコインを売ることができなければ、オプションの損益を確定できないのである。 したがって、オプション取引では対象となる商品(コイン)の市場での反対取引がいつでもできるということが重要なポイントなのである。
つまり、その商品のオプション取引と取引市場(現物市場、及び先物市場)とは密接な関係にあることを覚えておく必要がある。 現物市場を前提にした市場であることから、オプションのことを派生的商品とも呼ぶ。

オプションの損益の話をする場合この反対取引のことを省略して話を進めることが多く、オプションをわかりにくくしている原因になっているようだ。 オプションの損益を具体例で考えてみよう。
行使価格10O円のコールオプションをプレミアム料を3円支払って購入したとする。 オプションの行使期聞を一年とすると、一年後の損益状態はどうなるだろうか。
一年後、市場価格が行使価格を上回るとオプションが行使される。 商品の価格が2O円に値上がりしていたら、オプションを行使して行使価格10O円でその商品を買って市場価格2O円で売れる。
同様にして、市場価格が13O円の場合には、27円の利益(22O円ー10O円3円)27円)が生じることになる。 市場価格が10O円以下の場合には、オプションを行使しても利益は得られないのでオプションは行使されない。
初めに支払われたプレミアム3円だけが損失となる。 オプションを満期日まで持っていた場合にどのような損益状態になるかはグラフを利用すると一目で特徴がわかり便利だ。
横軸に満期日の市場価格を、縦軸に損益を目盛りに取ったグラフを作成する。 先ほどの損益を書き出して各点を結ぶと図26のようなグラフになる。
これが、コールオプションのグラフである。 行使価格より満期日の市場価格が小さい場合には、プレミアム分だけが費用となり、横軸に平行な直線となる。
行使価格より市場価格が大きいところでは、横斜めの45度の直線となる。 これは、商品相場が1円高くなるごとに利益が1円ずつ増えていくことを示している。
オプションの利用方法には、オプションを購入し満期日まで保有する方法と満期日までにオプションを売り戻してしまう方法の2つがある。 前者の場合には、オプションを行使して利益を実現する場合と、オプションを放棄する場合にわかれる。
オプションを行使した場合には、オプションによる利益からプレミアムを差し引いたものが最終利益となる。

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